videoLooser

ニンジャ★チアリーダー

NINJA CHEERLEADERS忍術使いのチアガール3人組が街の腐敗を正すため、脱いで着替えて徒手空拳を振るいゴロツキを退治しながら、ストリップ大会とか出ながらやっぱり徒手空拳を振るいマフィアを退治…とまるで夢のような1本。

水着・チアガール姿でピチピチっぷりをアピールする着エロと彼女らをみたら男という男が振り向く幼稚なエロス描写がバカでよい。

また本作は身の丈を知った安さがよい。大ざっぱな映像と高級感がない娘さんたちが披露するユルいアクションは、ああオレはくだらない映画を見てるなあと感慨ひとしおだ。

そうそう、悪役のマイケル・パレも適役で、キャノンや21世紀ピクチャーズで培った覇気のない演技が、素晴らしく作品にフィットしている。この路線で恥も外聞もなく踏ん張ってもらえれば、多分彼は第2のデビット・キャラダインになれるんじゃなかろうか。
うん、がんばれ。

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

Mr.Beans Holidayなるほど、前作で不備だったのはしゃべるMr.ビーンじゃなくて、しっかりしたウケ役が必要だったのね。

今回のMr.ビーンはセリフも少なめで、その分セルフボケセルフ自爆多め。なかなか普段の調子が出ているのだけれども、それよりも可憐でフレンドリーな娘っこエマ・ドゥ・コーヌとウィレム・デフォーがMr.ビーンの向こうを張る後半戦に見応えがある。

特にウィレム・デフォーはチビで自己中心的なアーティスト脳の持ち主というナイスなキャラクターで、自作の制作・脚本・監督・主演のセルフプロデュース映画をカンヌで上映中、観客が新田次郎の小説よろしく次々に遭難・力尽き、デフォーひとりが悦に浸っているシーンは、誰しもマジウケするだろう。

また、異様に多福感のあるエンディング処理も素晴らしい。これだったら見終わった後、ああ面白かったねと素直に口からでるはずだ。意外にこういう映画、ないものなのよね。

ただ、僕自身Mr.ビーンのあの芸風がちょっとバリアを感じてしまう。だから、うん、やっぱハンパな意味で楽しかったとしかいえないんだよなあ。

シスターズ

sistersデ・パルマの『悪魔のシスター』リメイク。まず、この作品が好きだという人はどの辺に惹かれるのかよく胸に手を当てて考えてもらいたい。当然、すべての人がデ・パルマ特有の映画文法をレイプするかのような映像構成と答えるはずだ。そういう人にとって、『悪魔のシスター』で起こったイベントをシリアスに、ストレートに再構成した本作は敵のように思えるだろう。

デ・パルマの良さは、破綻した話を無理矢理力技でねじ伏せるその豪腕さにあり、その特徴が荒削りに出ていたのが『悪魔のシスター』なのだが、今回のリメイクでは破綻した話を「説明」でなんとかしようとしている。

この時点でもうアウトすぎてついてゆけない。初めからしてもうダメで、ピーピング・トムをやってくれない。あるのはやけに解説的な映像のみだ。こんなもんジーンズみたいなもんで、大穴があいたらあいたままにしとくのが「味」であって、無理に繕ったりするとダサくなるのだよ。

あんま思い出すとこっちが腹が立ってくるのでやめるが、楽しいことだけ思い出すと、犯人役のルー・ドワイヨンの顔面がエロでよかった。うんうん。あとはもう語るに及ばず。語るに及ばずだ…デ・パルマのウンコを煎じて飲め。死ね。