ボーン・ドライ

ボーン・ドライ砂漠というロケーションのよさと2大「仕事なんてえらばねえよ」的傭兵俳優のセットでなかなかお買い得感のある1本。

家路を急ぐ1人の男。今日も何事もなく終わった、そう思った矢先、謎のガンマンの男に昏倒され拉致される。気づけば砂漠のど真ん中で縛られている。ワタシハダアレ、ココハドコ? てな感じでおっぱじまる監禁スリラー。今風にいうならソリッド・シチュエーション・スリラーってかい。

本作のユニークな点は、砂漠が密室環境として有効に機能している点で、唐突に地獄の責め苦を味あわされる不毛さ、理不尽さが、ただ太陽と砂しかないシチュエーションにマッチしている。また、砂漠って誰が撮ってもいい絵になるからね。どのシーンも砂漠の広大な何も無さを捉えていて素晴らしい。

また、虐げる側の提供する無意味と思われたゲームの数々が実はそれなりに筋が通ったものであり、これにより虐げられる者虐げる者2者の立ち位置が逆転しまう説話的トリックが魅力的。いや、多分キャスティング如何では怒るかもしれんが、この2者役がそれぞれルーク・ゴスとランス・ヘンリクセンでしょ。どちらも平等に怪しいのがいいよねえ。

脚本・監督はブレット・A・ハートという新人。これが長編第1作目。才気というものが感じさせるまでには至っていないが「砂漠でやればいい」という着想が出来る点で、将来喰っていけそうな有望株のような気がする。

HIGHJACK ハイジャック

HIGHJACK ハイジャックアンソニー・マイケル・ホール扮するテロリストがジャンボ機をハイジャックし、白人至上主義者のリーダー、ウィリアム・フォーサイスを解放しろと要求。

しかし偶然元FBIかつ元スーパーマンのディーン・ケインが同機に搭乗しており、テロリストを素手ぶち殺し始めるからさあ大変…なんてことはない、RHIの『コン・エアー』っす。

ダイハード・シリーズすら密室空間アクションは倦厭しているのに、いまだにこういうのに固執している人がいるのかとプチ呆れる。くわえてなんだ、ストーリーのアイディアが全部イタダキだけで成り立っているのも困ったものだと思う。

HIGHJACK ハイジャック2そしてもっと最悪なのは、これ、2本組のドラマなんだよね。合計3時間近く、いったい誰が付き合うのよ。僕は付き合ったが…。まあ、金輪際付き合いたくはないね。

ちなみに、パクりばかりであまりうれしくない本作で最大の衝撃は、リー・トンプソンがエラく老け込んだ点。あと、ディーン・ケインも年を食っており、なんというか一瞬オリバー・ストーンかと思った。加齢め。

X-GAMER

X-GAMERこんにちは!

世の中にはおつむにヘッドギアを装着するだけでエクストリームゲーム脳になれるゲームがあるようでして、眼前にFFみたいなゲームフィールドが広がり、GTA的デストロイを繰り広げながら、ギャルゲーっぽいギャルピーさんとねんごろになれるという、おったまげたゲームらしんですね。

いつも頭の中が5.1chでチュド〜ンとしているハードゲーマーのチャーリーくんは、そのゲームのテスターを頼まれるのですが、あまりにエクストリームだったので、射精してしまいます。「な、な、な、なんだるっちゅーだー!」と初めこそはあまりのE体験にエレクチオンしまくるチャーリーくんなんですが、彼はほんとうの恋愛は手を繋ぐだけなんだぞ派だったので、パンツを汚してしまったことに恥じてゲームを封印します。ハードゲーマー稼業も廃業です。

こうしてチャーリーくんは自宅警備員としての平凡な日々を取り戻し、ちんたら韓国からやってきたイキでヒップなMMO、ヨーグルティングとかやっちゃているのですが、黒いゲームセンターあらし野郎が現れてですな「ふははは、やい、チャーリー、このゲームでオイラと勝負だい」と例のエクストリームなゲームを携えて迫ります。チャーリーくんはヨーグルティングで出会った女子キャラのPTとのつかの間の幸せを捨てるのかと悩みますが、黒いゲームセンターあらし野郎はヨーグルを荒らしまくります。

チャーリーくんはヨーグルを守るため、黒いゲームセンターあらし野郎に立ちはだかります。「ふはは、ヨーグルでジャリ相手にチートしまくってる貴様ではオレ様に勝てるわけがない!」と黒いゲームセンターあらしはヘッドギアをつけますがチャーリーくんは「ふっ、オレにはこんなおもちゃ必要ないわ!」とヘッドギアをたたき付けて「それはこの僕がエクストリームなゲーム脳だからだ!」とジャックインとか特に儀式もなくゲームフィールドに入ってきたので黒いゲームセンターあらしはビビるのですが、ずごぉぉぉぉぉぉとアレしてガアアアアアンとするのでガツン! ガツン! とシュッシュッとしたらピキーンッ! ときたのでシャキン! ズバッ! とグシャッ、ブチュチュチュチュッ、そしてギャンッギャンッ! とシュピピピッピ! だったのでシュッと跳ね返し、黒いゲームセンターあらしはダップリ射精しまくって腎虚になってひからびてしまいます。

こうしてチャーリーくんはヨーグルの平和を守るのですが、実はヨーグルの中のあの娘の中の人は色が白くてプヨプヨしたデブで眼鏡で牛乳とウンコをカクテルして飲んでいるのか体臭がヤバいことになっているとんでもないニート野郎だったので、チャーリーくんは逃げるのですがすぐさま組み敷かれ、イクときはイクっていうんだぞ! と手厳しいオラオラ責めを喰らうのでした。

ハードゲーマーがハードゲイって、ほんとシャレになりませんね! それでは次回もお楽しみに!

F.R.A.T./戦慄の武装警察

F.R.A.T./戦慄の武装警察アヴィ・ラーナーが盟主となってお送りする名優そろい踏みのカナダ版『必殺処刑コップ』。M・フリーマン、K・スペーシー、D・マクダーモット、J・ハード、LLクール野郎、珍グレと一同に介されたらマジでめまいがするような連中を、安い海外ドラマのロケ地で有名なモントリオールに閉じこめ、トコトン工夫のないバイオレンスを仕掛ける。

何よりも寂しいのはニュージャージー・エジソンと称したモントリオールのロケーション。せっかくのキャストをこんなみみっちい場所に押し込めて演技させている。この方法論は『88ミニッツ』でもやっていたが、そろそろ怒り出す人が出ると思うのでマジやめてもらいたい。

実力がある俳優ほど手を抜いた演技をかましてくれるが、D・マクダーモットだけは恐らくコストギリギリの線で頑張ったところで悪徳警官を演じている。

あと一応主演のLLクール野郎と珍グレだけど、この人たちは演技というか愛嬌でなんとかの人たちだからね。あんま期待せんほうがええよ。

忌み嫌われる家

忌み嫌われる家こんにちは!

僕はいつもがんばってレビューを書いているんですが、いや実はいいチラシの裏があるなあという勢いで書いてるのですが、ある日とある高貴なる紳士の方からおメールをいただきまして「やいテメエ、ウソばっか書いてんじゃねえよこのカストリ野郎。脳みそがウンコじゃないのか」というお叱りを受けました。なので、今回は真面目にやろうと思ってます。野郎とやろう、なんちゃって!

今回ご紹介するのは『忌み嫌われる家』です。意味わかんないYeahとか遺影とかいうタイトルだったら僕は喜んで見ますけど、なんか怪奇映画のようです。しかもよく知らないですけどH.P.ラヴクラフトというスゴい高名な怪奇文学の旗手の方が原作のようでして、もの凄く楽しそうですね!

まあ、ジローラモで有名なイタリアが舞台で、なんかセクシーカップルがそこに泊まったら生きて帰れねえとかいう家を調査するんですね。そうしたら過去にさかのぼって呪われたカップルがエラい目にあったという事実が判明したのですが、びっくりしたことに真っ裸の魔女が勝手に現れてですよ「オマンの魂はワイのもんじゃー」といいはじめるので、困惑したカップルはなんか鋭利なものでグサグサやって、魔女がドロドロ溶けて大変なことになるのですが、残念ながら僕はここであまりのつまんなさに気を失ってしまいました。

ちなみにこの怪奇幻想の世界をビデオカメラでとらえた天才監督の名前をイヴァン・ズッコンというのですが、あまりに天才すぎて僕には内容が判らず、イヴァン・ズッコンしか覚えられませんでした。イヴァン・ズッコン、イヴァン・ズッコン、イヴァンでズッコンですからイヤン、すっこんでいろ! ってことですね! これが世にいう超暗記法ってヤツですよ、遺影〜。

それでは次回もお楽しみに! 遺影〜。