アヴィ・ラーナーが大作を手掛けながらも細々と続けるNU IMAGE怪獣シリーズ。タイトルの通り、クラーケンなダイオウイカが大暴れする。そうそう、誇大妄想なジャケットに騙されてはいかん。舞台はNYではなくどっかの海岸だ。ジョーズよろしく、ひとりひとりチマチマ食う様子が映画のメインなので、もっと大規模なデストロイを期待する向きはジャケ借りを控えるように。
ここんところNU IMAGEとべったりのティボー・タカクスがメガホンを握るが、ホームランを打ったと思ったら三振しまくるブレの多さは完全封印できた模様で、実に安定した演出だ。CG表現ではあるが、腕もいで頭もいでの外連描写をサクサクやってくれる。因業者は最後にゃあ、クラーケンに食われて惨死する。クラーケンは主人公たちの努力で退治されてしまう。うん、もうね、テンプレ仕事のようだ。
残念なことに、このあまりにも不安のない演出が、脚本のベタさをまったくカバーできてない。要するに何も新しい物がないんです。なんの刺激にもなりませんな。ま、お暇ならどうぞ。
オヤジギャグ魂を揺さぶるイカす予告編↓
スタントマン兼映画監督、ジョン・スチュワートの自伝映画。いや、自伝ビデオ。いや、もっと厳しいことをいうと、スタントマン版『ふぞろいな秘密』。金が掛かりそうなシーンは全部フッテージ、「オレってエラいけど大変なのよ~」という甘えきった態度がにじみ出る再現ドラマ。ひいき目にみても金を払うクォリティーではないので要注意。
この方の仕事といったら『パワーレンジャー』の俳優たちに稽古をつけたぐらいしか思いつかんのだが、本人役がそのパワーレンジャーのひとりだったりする。なんか知り合いに声を掛けまくって作ったようだ。「なあなあ、出てくれよ~たのむよ~」と仲間も甘えちゃったんだろうな。
そうそう、もうひとつ忘れてはならないスチュワートの偉業があって『デッドチェイス’90・地獄のハイウェイ』にて、未公開ながらも日曜洋画劇場で視聴率15%越えをしたことがあるという実績の持ち主。本作はその辺の制作秘話をひけらかしてくれる。
『デッドチェイス’90・地獄のハイウェイ』の原題は “Action in U.S.A.”なんていうど真ん中過ぎるもので、映画の初めから終わりまでカーチェイスばっかり。FBIと悪党が小娘を奪い合って、何十台も車をクラッシュさせ、拳銃一発で車が大爆発を起こしたりする。その派手なだけで園児もド胆を抜く幼稚極まりない内容に「脚本、たぶん無いんだろうなあ」と観た当時思ったが、本作によって脚本をちゃんと書いていたという衝撃の事実が明らかになる。アホだ。
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【CASE1】突如「スーパートルネード」がダラスを直撃し、ビルの窓ガラスを次々に粉砕! 竜巻に巻き込まれ、宙を舞う車や住宅、そして逃げ遅れた哀れな人々! 「…こうしてダラスは崩壊した」
【CASE2】ドキュンが乾燥しきった森林に放火! シドニーを「ファイヤーストーム」が取り囲み、街は未曾有の危機に直面! 人々は逃げまどい、悪化する事態に消火隊は追い火で挑む!「大火災を食い止めるには…燃やすしかない!」
【CASE3】太陽から来る電磁波「ソーラーストーム」がドドンパクラスで地球に直撃! ニューヨーク中の送電線が焼き切れ街は大パニック! 電車だって脱線する!「次は2011年に発生する…」
【CASE4】モントリオール名物「アイスストーム」が猛威を振い大都市のライフラインを寸断! 凍える老人、身動きがとれずいらだつ人々。そんなとき、送電鉄塔がドミノ倒しになった!「これがカスケード倒壊という現象です…」
…と、毎回えらいこっちゃの名門グラナダTVが送るシミュレーションドラマ。なんでこんな面白いものがあると教えてくれなかったんだ。
毎回科学的根拠とか常に備えろとかこじつけているが、要は自然が大都市をレイプするという破壊願望ポルノ
迫真性のある、異様に気合いの入ったCG
その割にはたいして死人が大写しにならない。あまり心が痛まない
アンサイクロペディアでネタになる ほどの有名番組。欧米では
という4点の理由で万人にお勧めだ。
8/2にリリースされる『3rd File』では、大洪水でロンドンが水没する「メガフラッド」、台風の直撃で香港市民が逃げ場を失う「スーパータイフーン」と、大惨事は続く。うん、続くものなら続いて欲しい。自然よ、世界をぶっ壊しちまえ。