ビデオ負け犬(videoLooser)

ダークナイト

もうこれはコミック原作ではない! コミックのうま味を拭い去ってバットマンのイヤーワンを描いた前作『バットマン ビギンズ』によりコミックファンの反感を買ったクリストファー・ノーラン、ここで万人に目配せの効いた続編をつくるのかと思いきや、よりダークにより深く前作のタッチを掘り下げた。

もうこれはコミック原作でない、グラフィック・ノベルだ。たしかにノーランには色々反省してもらいたい点が色々あって、まあその最たるはコミックファンの心情を逆なでするリアルタッチにあるのだが、やはりノーランでなければ達成できない独自性があり、今回の『ダークナイト』はノーラン自らが構築したバットマンの世界観を完成させた大傑作だ。

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バトルフィールド TOKYO

Monsterうそおおげさまぎらわしいで有名なアサイラムによる『クローバーフィールド』便乗作品。

とはいっても、その他のアサイラム作品と比べて頭ひとつ話題性が抜きんでていたようで、普段のアサイラム作品を知る人でも

  1. 舞台が東京
  2. 以下の予告編が煽る通り、手持ちDV風の画調がいつもの特撮・作劇のチープさを隠してくれるはず

という2点セットでワクテカっていたはず。で、つい先週アルバトロス・ネクシードレーベルでリリースと相成ったのだが、いやあ凄いね。舞台が東京つうのはウソ偽りなしだが、どんなにドキュメンタリー風にしてもいつものアサイラムだ。ヘタクソだ。相変わらずやる気がない。

台詞のある日本人のほとんどが日本語ヘタクソつうのも凄いが、怪獣が大暴れしているというのにメインでフレームインしている人以外は、普通に歩いちゃっている。緊張感もなく、逃げ惑う様子も騒いでいる様子もないんだな。

このあまりに真摯さに欠ける映像作りはさすがアサイラムだと逆に関心してしまう。手持ちDVでフィクションという手法は、ウソを真に迫ったものにするためのテクニックであるはずだが、そんなテクを駆使してもサボりたい、ラクしたい、てきとうでいいじゃんというナアナアさをまったく隠せてない。つうか隠す気がない。人をナメきったこの豪胆さはほかの映画人が学ぶべきところなのかも知れない。いちユーザーである僕としてはまったく評価しないが。

血清

血清こんにちは!

いやあ、薄々は感じていたのですが、大都市には変なマッドサイエンティストがいまして、ちょっと油断するとじっけん♪じっけん♪とちょっと楽しい感じでにじり寄ってきては、ストリッパーとかイタい人をオペしまくるので、現代社会の病理なんですね。

で、今夜もマッドサイエンティストの人が現れて、どこかのパッとしない青年を拉致して、「わかってねえなあ、じっけんの時間なんだよう」とウキウキしながら青年の頭蓋骨をドリドリしてなんか血清を入れたり出したりします。

当然そんなかわいがりをしたら、どんな人でも超人になるのは自明の理でして「うおおお、なんか元気がでてきたぞー、センセイ、超ありがとう!」と感謝の意を表して、マッドサイエンティストをチンだアッパー、フックフックで撲殺します。

で、すっかり元気になった青年はウガウガいいながら、ストリッパーとかイタい人にケンカを吹っかけては自分の考えた拳法の実験台にするので、たまったものではありません。そこで、こまった街の人たちが青年のおとうさんに陳情にいくのですが、青年のおとうさんは別に改造とかしなくても十分にイタい人で「さすがワイの息子や、ヨッシャ!」と大喜び。街の人たちがあきれてると、青年のおとうさんは「ワイは息子と対決するんじゃい」と朝早く目覚めて、起きがけに生卵を3個一気のみして、階段を一気駆けして、とにかく特訓しまして青年と対峙します。

「おらおら、息子よ、千尋の谷に突き落とすような気分じゃーウシャー」といながら昔ながらのメガトンパンチをぶちかまし、とどめにチンだアッパー、フックフックとコンボをするのですが、その拳を青年の母が食い止めまして、「アタイ最強、アタイより強いヤツはいないー、いなすぎるー!」といって青年と父親にチンだアッパー、フックフックをカマして、お天道様に届く勢いでぶっ飛ばすのでした。

つまり、母は亀田親子よりも強いってことですね! 分かりましたか? 分かりましたら次回もお楽しみに!