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2008.8.19 8:25 AM

HIGHJACK ハイジャック

HIGHJACK ハイジャックアンソニー・マイケル・ホール扮するテロリストがジャンボ機をハイジャックし、白人至上主義者のリーダー、ウィリアム・フォーサイスを解放しろと要求。

しかし偶然元FBIかつ元スーパーマンのディーン・ケインが同機に搭乗しており、テロリストを素手ぶち殺し始めるからさあ大変…なんてことはない、RHIの『コン・エアー』っす。

ダイハード・シリーズすら密室空間アクションは倦厭しているのに、いまだにこういうのに固執している人がいるのかとプチ呆れる。くわえてなんだ、ストーリーのアイディアが全部イタダキだけで成り立っているのも困ったものだと思う。

HIGHJACK ハイジャック2そしてもっと最悪なのは、これ、2本組のドラマなんだよね。合計3時間近く、いったい誰が付き合うのよ。僕は付き合ったが…。まあ、金輪際付き合いたくはないね。

ちなみに、パクりばかりであまりうれしくない本作で最大の衝撃は、リー・トンプソンがエラく老け込んだ点。あと、ディーン・ケインも年を食っており、なんというか一瞬オリバー・ストーンかと思った。加齢め。

2008.8.18 1:13 AM

F.R.A.T./戦慄の武装警察

F.R.A.T./戦慄の武装警察アヴィ・ラーナーが盟主となってお送りする名優そろい踏みのカナダ版『必殺処刑コップ』。M・フリーマン、K・スペーシー、D・マクダーモット、J・ハード、LLクール野郎、珍グレと一同に介されたらマジでめまいがするような連中を、安い海外ドラマのロケ地で有名なモントリオールに閉じこめ、トコトン工夫のないバイオレンスを仕掛ける。

何よりも寂しいのはニュージャージー・エジソンと称したモントリオールのロケーション。せっかくのキャストをこんなみみっちい場所に押し込めて演技させている。この方法論は『88ミニッツ』でもやっていたが、そろそろ怒り出す人が出ると思うのでマジやめてもらいたい。

実力がある俳優ほど手を抜いた演技をかましてくれるが、D・マクダーモットだけは恐らくコストギリギリの線で頑張ったところで悪徳警官を演じている。

あと一応主演のLLクール野郎と珍グレだけど、この人たちは演技というか愛嬌でなんとかの人たちだからね。あんま期待せんほうがええよ。

2008.8.13 1:52 PM

GSG-9 対テロ特殊部隊

『GSG-9 対テロ特殊部隊』やっと全部見終わった。

実際のGSG-9という特殊部隊は位置づけとしては日本でいうところのSSTに近いもんなのかな。軍に対してアレルギーのあるところでの、微妙な立ち位置の特殊部隊といった感じなのな。このドラマでは、ベラルーシやコソボなど海外出張もするのが珍妙に写るが、軍人じゃないから海外派兵にならんというは国境警備隊という準軍事組織ならではの立ち位置が可能にするマジックだろう。ま、西部警察が瀬戸内海で漁船を爆破したり、もっと古いところいくとワイルド7がベトナムいったりする、所轄や国境に対してはかなり大らかな我が日本国民にとってはどうでもいいとする。

それで、『GSG-9 対テロ特殊部隊』はイケメンとかトルコ系移民とか背か高いだけでキャラが立たないバカとか、個性にムラがあるチームを、サイモン・ペグを10ぺん殴打したような面構えのチームリーダー(声の出演:小山力也。ジャックなんとかと同じ調子なのでかなり混乱する)がシキりながら、いろんな国が地続きのドイツらしいテロ・犯罪に立ち向かうという趣旨だ。

対テロドラマつうとオレはジャックバウアーなんだか、『GSG-9 対テロ特殊部隊』の場合、如何せんドイツだけあって相対的にライトでほどほどなのが魅力。

エアフォースワンを撃ち落としたり核爆弾がロスで爆発したりいきつくところまでいった『24』よりも、アクチュアルな事件が起こるこちらの方が牧歌的でいいかもしれん。ただ、隊員たちの家庭の事情ドラマはかなり不必要で、チームリーダーの奥さんがGSG-9メンバーの兄弟と不倫なんていうメロドラに呆けてしまう。

ということでこれから13エピソードのうち、「つまみ観するならこの3エピソード」ということで、ホームドラマ的要素が削ぎ落ちてくる後半戦から僕が強引に選んでお勧めしてみる。

オレは全部みたけど忙しい方のために『GSG-9 対テロ特殊部隊』つまみ観するならこの3エピソード

GSG9-e7第7話:GSG-9が家族ぐるみのテロリストと対決する話。うん『24』シーズン4と同じなんだ。ごめんな。この家族は学生運動くずれでドイツ赤軍の闘士なんだが、家族の中に年頃の娘がいて、父親のいうことを聞かずアンチ反社会に目覚めるという、普通の精通直後の厨房とは真逆のドラマが展開される。社会がヤダというより両親がヤダなんだよな、反抗期って。無論、アナーキズムを前提にした家族愛も崩壊し、結果的にこのテロリスト一家は救われない。テロも治安維持も家族も、時と場合によっては人を幸せにしないことを描いた好エピソード。

GSG9-e9第9話:GSG-9候補訓練生が自衛隊レンジャー部隊も泣きながらやるという山岳訓練で迷子になるが、それをつけ狙う謎のスナイパーがいて、ひとりひとり候補訓練生を射殺。これを阻止するべく現役GSG-9チームが山狩りを開始。仲間が殺されていなくなっても棄権したものと誤解する勉強マシーンと化した候補訓練生たちと何とか全員救いたいGSG-9、そして何とか全員ぶち殺したいスナイパーの三つどもえの追撃戦が、冒険小説的妙味となっている。ただし45分の枠内でこれをやるので、ドラマ的食い足りなさも残る。

GSG9-e11第11話:ボールペンに仕込まれた液状爆弾で未曾有のテロを引き起こそうとするテロリストVS GSG-9の巻。このテロリストは旧東ドイツの警官でドイツ統一でリストラされたという設定も泣かせるが、最後にボールペン爆弾をどこにしまったかというくだりは哀れ極まりないものがある。テロリストの孤独さとダークサイドに触れた佳作エピソードで、どうしても1本だけのつきあいで勘弁という向きには、正直このエピソードだけで十分かもしれんね。ちなみにテロリスト役の声の出演は中博史。耳をすませば、ジャックとビル・ブキャナンの対決が楽しめるということで、一石二鳥なのである。

2008.7.31 2:00 AM

ハイ・オクタン

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ハイ・オクタン
スタントマン兼映画監督、ジョン・スチュワートの自伝映画。いや、自伝ビデオ。いや、もっと厳しいことをいうと、スタントマン版『ふぞろいな秘密』。金が掛かりそうなシーンは全部フッテージ、「オレってエラいけど大変なのよ~」という甘えきった態度がにじみ出る再現ドラマ。ひいき目にみても金を払うクォリティーではないので要注意。

この方の仕事といったら『パワーレンジャー』の俳優たちに稽古をつけたぐらいしか思いつかんのだが、本人役がそのパワーレンジャーのひとりだったりする。なんか知り合いに声を掛けまくって作ったようだ。「なあなあ、出てくれよ~たのむよ~」と仲間も甘えちゃったんだろうな。

そうそう、もうひとつ忘れてはならないスチュワートの偉業があって『デッドチェイス’90・地獄のハイウェイ』にて、未公開ながらも日曜洋画劇場で視聴率15%越えをしたことがあるという実績の持ち主。本作はその辺の制作秘話をひけらかしてくれる。

『デッドチェイス’90・地獄のハイウェイ』の原題は “Action in U.S.A.”なんていうど真ん中過ぎるもので、映画の初めから終わりまでカーチェイスばっかり。FBIと悪党が小娘を奪い合って、何十台も車をクラッシュさせ、拳銃一発で車が大爆発を起こしたりする。その派手なだけで園児もド胆を抜く幼稚極まりない内容に「脚本、たぶん無いんだろうなあ」と観た当時思ったが、本作によって脚本をちゃんと書いていたという衝撃の事実が明らかになる。アホだ。

2008.7.29 11:55 PM

アドレナリンEX

80 MINUTES

世の中をナメきって生きていたシャバ造が死に直面しながら真人間になってゆくというサスペンス。

なんでも、借金を踏み倒した仕返しに聞いたこともない猛毒を注射され、80分以内に金を工面しなければ死ぬということらしい。大変だな。

そこから疎遠だった兄と関係修復を迫られたり、金を渡さなければ親友が死ぬという選択を迫られたりと、色々試練が突きつけられ、軽薄な我が身を恥じるという寸法だ。

まあ、これだけで終わってくれればいいところまで行ったんだけどね…オープニングからしてネタを割りまくりで最後のどんでん返しが分かってしまう。

初めの台詞が「今日はあなたの誕生日。今夜はサプライズパーティよ!」って、つまりなんとかキャロルですとかマイケル・ダグラスのムーゲっスと言ってるようなもので、あーあとため息をつかせてくれるのであった。

監督は『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』のトーマス・ヤーン。さすがに演出面はドイツの誇るアクション派だけあって、畳みかけるように小気味よい。ただし、脚本もこの人だったりするので、底の浅さが気になるのであった。

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VideoLooser: ビデオ負け犬

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