バリケード

バリケードこんにちは!

夏になると、バカとかアホとかパンクとか頭わいちゃってる若者たちが森に駆けつけては、SEX! ドラッグ! エド・はるみ! 目的でハイキン・グーしちゃってるのですが、森の中には100%の確率で虐殺ファイター・マスクマンがいまして、君は1000%はカルロス・トシキなんですけど、騒いでいる若者を見つけては千切っては投げ千切っては投げするのは、もはや夏の風物詩なんですね。

森に行ったら即脂肪ということで森に近寄らなければいいんですが、そこんところバカとかアホとかパンクの若者たちは学習能力がないので、今日も今日とて陽気な感じでハイキン・グーです。無論、虐殺ファイター・マスクマンが待ちかまえておりまして、虎視眈々と若者たちを狙います。

ひとり、集団からはぐれた若者が出ましてふらふら森の中に迷い込むので、虐殺ファイター・マスクマンの人は「隙アリ! ちょっと、チェストー!」と襲いかかりますが、ついでに自分の言ったことに含み笑いしながら襲いますが、その刹那、何者かが放った手斧とか鉈とかが若者の頭部を捉え、スイカのようにかち割ります。

呆然とする虐殺ファイター・マスクマン「何やつ!」と振り向くと、背後には全米スラッシャー大会・ペア競技で金メダルを獲得した変態夫妻がいるではないですか。「キミの殺害テクは拝見させてもらった! まだまだヒヨッコだな!」「ちょっとチェストって、まるでオヤジでプゲラだわ!」と虐殺ファイター・マスクマンを嘲笑します。

虐殺ファイター・マスクマンは悔しくて泣きました。ショボンとしました。しかし、このままでは森の平和は終わってしまうと気付いたので、早速地獄の特訓を開始します。大木を9秒フラットで切り倒したり、顔の前でパチンとやる腕立て伏せとかやったり、いろいろやります。最終的には哀愁のサンダーフラッシュチョンパ(A.T.F.T)を体得し、もはや最強伝説です。

ここに行き着くまでに色々ありました。恋も捨てました。おしゃれも捨てました。彼はこの境地に立って、感無量に達成感を噛みしめるのでした…しかし、修行している間に夏は終わって冬になっちまったので、虐殺ファイター・マスクマンはすっかりしばれてしまいました。

「へクシュン!」とくしゃみをすると「…ペ・ヨンジュン」と言い直し、自分で勝手にウケているのでした。

このお話しの教訓は、急がば回れ、です! え、違うって? 確かに違うような気もしますが違いません! 要は気持ちの問題ですよ! それでは次回もお楽しみに!

クラーケン

クラーケン旧ホールマークことRHIエンターテインメントのパニックホラーTVM。タイトルの通り、クラーケンなダイオウイカがうんたらこうたら。

さすがRHIだけあってドラマはガッチリ作っている。カナダの漁村を舞台に、不満を募らせる原住民と野卑な白人漁師との対立がドラマパートの中心なのだが、この辺とダイオウイカの襲撃が見事に絡んでおり、漁協婦人会の嫉妬や漁業権を巡る諍いと徐々に緊張を積み重ねていき、ダイオウイカを目の前にして一気に超克する下りはなかなか見応えがあるのであった。

問題はダイオウイカの生物学的ツッコミが甘すぎるところかね。だって、イカのくせに真っ赤っかな血を流すんだぜ。アカンやろ。また最後の最後になって全容を表すダイオウイカの鈍くさいこと。ウィーンと海面からあらわれて、やあと挨拶しているような風情の間抜けさがかなり哀しい。あともう一踏ん張りしていたら恐らく傑作になれたのにねえ。

クラーケン・フィールド HAKAISHIN

クラーケン・フィールド HAKAISHIN

アヴィ・ラーナーが大作を手掛けながらも細々と続けるNU IMAGE怪獣シリーズ。タイトルの通り、クラーケンなダイオウイカが大暴れする。そうそう、誇大妄想なジャケットに騙されてはいかん。舞台はNYではなくどっかの海岸だ。ジョーズよろしく、ひとりひとりチマチマ食う様子が映画のメインなので、もっと大規模なデストロイを期待する向きはジャケ借りを控えるように。

ここんところNU IMAGEとべったりのティボー・タカクスがメガホンを握るが、ホームランを打ったと思ったら三振しまくるブレの多さは完全封印できた模様で、実に安定した演出だ。CG表現ではあるが、腕もいで頭もいでの外連描写をサクサクやってくれる。因業者は最後にゃあ、クラーケンに食われて惨死する。クラーケンは主人公たちの努力で退治されてしまう。うん、もうね、テンプレ仕事のようだ。

残念なことに、このあまりにも不安のない演出が、脚本のベタさをまったくカバーできてない。要するに何も新しい物がないんです。なんの刺激にもなりませんな。ま、お暇ならどうぞ。

オヤジギャグ魂を揺さぶるイカす予告編↓

ハイ・オクタン

ハイ・オクタン
スタントマン兼映画監督、ジョン・スチュワートの自伝映画。いや、自伝ビデオ。いや、もっと厳しいことをいうと、スタントマン版『ふぞろいな秘密』。金が掛かりそうなシーンは全部フッテージ、「オレってエラいけど大変なのよ~」という甘えきった態度がにじみ出る再現ドラマ。ひいき目にみても金を払うクォリティーではないので要注意。

この方の仕事といったら『パワーレンジャー』の俳優たちに稽古をつけたぐらいしか思いつかんのだが、本人役がそのパワーレンジャーのひとりだったりする。なんか知り合いに声を掛けまくって作ったようだ。「なあなあ、出てくれよ~たのむよ~」と仲間も甘えちゃったんだろうな。

そうそう、もうひとつ忘れてはならないスチュワートの偉業があって『デッドチェイス’90・地獄のハイウェイ』にて、未公開ながらも日曜洋画劇場で視聴率15%越えをしたことがあるという実績の持ち主。本作はその辺の制作秘話をひけらかしてくれる。

『デッドチェイス’90・地獄のハイウェイ』の原題は “Action in U.S.A.”なんていうど真ん中過ぎるもので、映画の初めから終わりまでカーチェイスばっかり。FBIと悪党が小娘を奪い合って、何十台も車をクラッシュさせ、拳銃一発で車が大爆発を起こしたりする。その派手なだけで園児もド胆を抜く幼稚極まりない内容に「脚本、たぶん無いんだろうなあ」と観た当時思ったが、本作によって脚本をちゃんと書いていたという衝撃の事実が明らかになる。アホだ。

パーフェクト・ディザスター

Perfect1

【CASE1】突如「スーパートルネード」がダラスを直撃し、ビルの窓ガラスを次々に粉砕! 竜巻に巻き込まれ、宙を舞う車や住宅、そして逃げ遅れた哀れな人々! 「…こうしてダラスは崩壊した」

【CASE2】ドキュンが乾燥しきった森林に放火! シドニーを「ファイヤーストーム」が取り囲み、街は未曾有の危機に直面! 人々は逃げまどい、悪化する事態に消火隊は追い火で挑む!「大火災を食い止めるには…燃やすしかない!」

Perfect2 【CASE3】太陽から来る電磁波「ソーラーストーム」がドドンパクラスで地球に直撃! ニューヨーク中の送電線が焼き切れ街は大パニック! 電車だって脱線する!「次は2011年に発生する…」
【CASE4】モントリオール名物「アイスストーム」が猛威を振い大都市のライフラインを寸断! 凍える老人、身動きがとれずいらだつ人々。そんなとき、送電鉄塔がドミノ倒しになった!「これがカスケード倒壊という現象です…」

…と、毎回えらいこっちゃの名門グラナダTVが送るシミュレーションドラマ。なんでこんな面白いものがあると教えてくれなかったんだ。

  1. 毎回科学的根拠とか常に備えろとかこじつけているが、要は自然が大都市をレイプするという破壊願望ポルノ
  2. 迫真性のある、異様に気合いの入ったCG
  3. その割にはたいして死人が大写しにならない。あまり心が痛まない
  4. アンサイクロペディアでネタになるほどの有名番組。欧米では

という4点の理由で万人にお勧めだ。

8/2にリリースされる『3rd File』では、大洪水でロンドンが水没する「メガフラッド」、台風の直撃で香港市民が逃げ場を失う「スーパータイフーン」と、大惨事は続く。うん、続くものなら続いて欲しい。自然よ、世界をぶっ壊しちまえ。