メガスネーク
アヴィ・ラーナーが大作を手掛けながらも細々と続けるNU IMAGE怪獣シリーズ。もうタイトルからしてなんだが、当然、大蛇が人を襲う映画です。もうこれぐらい臆面もなく直球だと面倒がなくていいよね。
それで、ここんところNU IMAGEとべったりのティボー・タカクスが職業監督モードでメガホンを握るのだが、こなれた脚本が幸いし、今回は正解だ。
このいわくありのヘビに対して3つの禁じ手を行ったらエラいことになるぞ! といってるそばからあれよあれよという間に戒律破りのヘマをやらかすという、忌憚のない『グレムリン』のパクリ。ドンドン獲物を大きなものにシフトさせていく大蛇の、いきものの成長の記録。なんか怪死事件が続発するけどお祭りは今年もやりますといって大惨事に突撃という、お馴染みの展開。こんなどこかで観たやらパクリやらを積み木のようにテンポ良く積み重ねるモンスター映画の醍醐味が本作にはある。こういう芸当はやっぱり職人監督の手でやらなくてはならない。
陳腐さをふまえながらもなかなか珍しい見せ場やキリングシーンも控えており、ケイジャンがAチームみたいに身の回りの物で改造した武器で大蛇を追撃したり、カーニバルのカートに乗る人間を一気に躍り食いにしたりと、過去にケレン描写の追究を行ったタカクスの成果が着実に表れている。