シスターズ
デ・パルマの『悪魔のシスター』リメイク。まず、この作品が好きだという人はどの辺に惹かれるのかよく胸に手を当てて考えてもらいたい。当然、すべての人がデ・パルマ特有の映画文法をレイプするかのような映像構成と答えるはずだ。そういう人にとって、『悪魔のシスター』で起こったイベントをシリアスに、ストレートに再構成した本作は敵のように思えるだろう。
デ・パルマの良さは、破綻した話を無理矢理力技でねじ伏せるその豪腕さにあり、その特徴が荒削りに出ていたのが『悪魔のシスター』なのだが、今回のリメイクでは破綻した話を「説明」でなんとかしようとしている。
この時点でもうアウトすぎてついてゆけない。初めからしてもうダメで、ピーピング・トムをやってくれない。あるのはやけに解説的な映像のみだ。こんなもんジーンズみたいなもんで、大穴があいたらあいたままにしとくのが「味」であって、無理に繕ったりするとダサくなるのだよ。
あんま思い出すとこっちが腹が立ってくるのでやめるが、楽しいことだけ思い出すと、犯人役のルー・ドワイヨンの顔面がエロでよかった。うんうん。あとはもう語るに及ばず。語るに及ばずだ…デ・パルマのウンコを煎じて飲め。死ね。