アンダーブラッディ
ジェス・フランコ監督作品。面妖なユーロトラッシュ世界の体現者も、21世紀の流れに勝てず、いよいよV撮りに手を出していたんだな。ていうか生きて新作を撮り続けていることが驚きなんだけど、これだけ年齢を重ねても経験を積んでもできあがったものは相変わらずで、おっぱいと百凡のつまらなさは健在というのはある意味凄い。数多あるジェスフラ映画の通り、何が起こっているのか判らないという方法論で全編貫き通す。
話の筋を追っていくと、若いガールズ・バンドがどこかの古城でデモしていたら地下に眠っていた吸血鬼が起きてしまう、という話でいいのかね? あまりにも寄り道するイベントと出演者の大根演技で、何度観ても途方に暮れてしまう。
インディースでこのレベルの映像はごまんとあるのだが、ここまで徹底的に観る気を削ぐ映像は、僕は知らない。この「つまらない」ということの追究に掛けては、ジェス・フランコは最高レベルの映像作家であり、孤高の存在なのだ。
